SHINeeのジョンヒョンさんが、今月亡くなりました。韓国警察の調査によれば、自殺の可能性が高いということです。

なぜ、亡くなってしまったのか詳しいことは分かりませんし、所属事務所も「デマを流すのはやめてほしい」と声明を出しているので、いろいろ憶測してみても、あまり意味はないと思います。

ただ、芸能界にも問題があるし、一般の視聴者にも考えなくてはいけないことがあるのかもしれません。

今回の記事では、一般に知られている情報から、韓国の芸能界の実情を見ていきたいと思います!

 

韓国は永遠のアイドル戦国時代

日本では、「アイドルは、もうからない」と言われつつ、次々と新しいユニットが誕生しています。

韓国では、日本以上に次々とアイドルユニットがプロデュースされ続けています。事実、かなりK-POPについて調べている私でも、初めて名前を聞くユニットがいくらでもある、という状態。

しかも、日本のAKB48、かつてのE-girlsのように、1つの大きなグループの中に複数のユニットが存在するという例は少なく、それぞれのユニットは独立して対抗しているので、競争はより激しくなります。

かつて、日本のテレビとヒットチャートを占拠したKARAは2016年に解散、少女時代はメンバーを減らしています。固定の女性ファンが強い男性ユニットは健在な方ですが、それでも活動休止状態のユニットがいくつもあります。

日本のようにどんどんメンバーを入れ替えていくスタイルとはちがって、韓国では脱退が続いて人数が減ってもメンバーを追加しないこともあるので、脱退が続けばいずれユニットが解散することは目に見えています。

アイドルを辞めても、それほど芸能界の仕事はない。だから、ユニットに残って、ユニットが売り上げを維持できるように、他のユニットに潰されないように、戦い続けなくてはいけません。

絶対にヤメられない、戦いの日々を生きているK-POPアイドルにかかるプレッシャーは、かなりのものがあるのでしょう。

 

外国での人気に依存するK-POPアイドル

K-POPアイドルは、はじめから世界を視界に収めて活動しています。

韓国の人口は5000万人弱、それに対して大手プロダクションがプロデュースしているユニットだけでも数多くあり、小さな市場ではやっていけません。そもそも韓国はCDを使わなくなっているので、収益を稼ぐのが難しいようです。

だから、K-POPはすぐ隣の日本、中国などに展開してきました。特に日本では、2010年頃にはわりと好意的に受け止められ、大ブームを巻き起こしたので、日本が主要な市場になっていました。

日本で展開すると、日本が収益源になるとともに、日本向けにかなり投資しないといけません。K-POPアイドルの楽曲は、韓国語のままでリリースされることはほとんどなく、日本語の歌詞と日本向けのMVが新しく作られます。

しかし、慰安婦問題や竹島の領土問題などで日本と韓国の関係が悪化すると、K-POPアイドルがテレビに出る機会が減り、イベントにも呼ばれなくなります。CDが売れなくなり、コンサートもできなくなって、かなりの損失が生じてしまいます。

韓国と中国は仲良く見えますが、実はいろいろな問題を抱えています。さらに、韓国系の人が多いアメリカもあまり頼りになりません。

日本のアイドルグループも積極的に海外で活動していますが、主要な収入源は日本でのCD販売です。しかし、K-POPは韓国での売り上げがそれほど大きくないので、韓国と外国の関係が悪化すると、売り上げがすぐに減ってしまいます。



K-POPアイドルは頂点のうちの頂点

K-POPアイドルは、すごく大変なイバラの道を歩んできています。

韓国にはたくさんの芸能プロダクションがあります。それらのプロダクションが、韓国各地、世界各国でオーディションを行い、数多くの応募者の中から厳選された育成メンバーをスカウト。

ここでスカウトされたから、華やかな舞台にすぐ立てるわけではありません。

スカウトされたメンバーはソウルに引っ越し、寮に入って、昼間は中学校や高校に通い、夕方はプロダクション所有の施設でトレーニングを受けます。ここで、アイドルになる見込みがないと見なされてしまった育成メンバーは次々と解雇され、地元に帰ることになります。

日本のアイドルグループでは、育成メンバーを厳選して、ほとんどすべての育成メンバーをそのまま正式なメンバーにするパターン、あるいは、スカウトしたらすぐにアイドル活動に突入させて芸能活動とトレーニングを同時に行うパターンがあります。

しかし、韓国では歌もダンスも完璧にならないとテレビに出ることはできないので、トレーニングが未熟なままアイドルになることはありません。韓国国内のオーディションで育成メンバーになれる可能性は高いようですが、育成メンバーから正式なメンバーになれる割合は、3分の1から5分の1ともいわれています。

世界各国でオーディションを行うのは、外国人のメンバーや在外コリアンをスカウトするため。彼・彼女たちは韓国語が話せないことが多いので、語学学校に通いながら、放課後にはトレーニングを受けます。

外国出身のメンバーは、韓国人のメンバーよりも厳選されているので、採用率は高いと思われますが、慣れない外国で生活しながら、ダンスや歌の練習もするのはタイヘン。

 

アイドルも人間だ、という話

アイドルだって人間なので、すごくプレッシャーがかかれば疲れてしまいます。外交関係が悪化して、海外での活動ができなくなれば、ますます売り上げが減って、プレッシャーがつのります。

中学生、場合によっては小学生の頃から、ひたすらダンスとトレーニングを続け、韓国のプロダクション特有の酒・タバコ、さらにはSNSの使用を禁止される過酷な環境で育っているため、アイドルをやめるのはカンタンではありません。

だからといって、私たち視聴者が彼・彼女たちにそれほど配慮する必要はないと思います。興味のないユニットを好きになることはできないし、韓国との関係の悪化がK-POPを離れるきっかけになってしまう人もいて、それは個人の自由だからです。

それに、韓国の芸能界が厳しい環境でも、日本人が過度に干渉するようなことは、逆に嫌がらせになってしまいかねません。

太平洋戦争の時にも、本当にアジアの国々を解放し、暮らしやすい社会を作ろうと思って、戦いに臨んだ軍人も多くいたようです。考えていることは立派でも、実際にやっていることは外国に対する嫌がらせでしかないです。

それでも、K-POPアイドルがどんな気持ちで毎日を過ごしているんだろう、と想像してみると、ちょっと人間として見ることができた気になりますね。

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