2016年放送の「PRODUCE101 Season1」が先駆けとなり、アイドルグループ結成を目的とした公開オーディション番組がここ数年韓国内でいくつも制作されています。

それまでも同じ事務所の研修生が競い合う番組、例えばTWICEが結成された『SIXTEEN』などはあったのですが、いろいろな事務所から集まるのは、新しいトレンドです。

オーディション番組は最高に盛り上がるし、K-POPファンならすべてをチェックしておきたいところですが、なかなかそれも難しいですよね。

今回の記事では、そんなオーディション番組の数々を、PRODUCE101シリーズ以外の番組に絞って解説していきたいと思います。少し懐かしいものから最新のものまで、番組の概要と、そこから誕生したグループについてまとめます。(筆者:ちりぬ)
 

少年24

 


 
まずは、2016年にMnetで放送された、「少年24」から振り返ってみましょう。

Mnetでは同年の1月から4月まで「PRODUCE101 Season1」が放送されており、その後6月から始まったのが、こちらの「少年24」です。
 

 
「少年24」では長期に渡るプログラムが用意されており、「番組内でまず24人を選抜し、その後、専用劇場での1年間に及ぶ定期公演を経て、デビューメンバーを決定する」というスケジュールが組まれていました。

しかしながら、24人の中の1人が降板してしまい、その空席を埋めるべく敗者復活戦が行われ、最終的に確定したメンバーは28人となりました。

定期公演は若干短縮されて10ヶ月となり、そして遂にデビューメンバーが選ばれ結成されたのが「IN2IT(イントゥ・イット)」です。

IN2ITは当初9人組だったのですが、その内1人が自主的に脱退することになり、結果的に8人となりました。

メンバーはジアン、ヨンテ、イノ、ヒョンウク、アイジェク、インピョ、ジンソプ、ソンヒョン。ちなみにアイジェクは、多国籍化している現在のK-POP界でも唯一と言えるマレーシア国籍のメンバーです。
 

 
長期的なオーディションの日々を経て、2017年10月にデビューしたIN2ITですが、残念ながら2018年3月に、ジンソプが持病により脱退、そしてソンヒョンは「PRODUCE X 101」に参加するため、一時的に脱退。現在は6人で活動中です。

今年からは日本でも本格的に活動を行っています。2019年4月には日本ファンクラブを開設し、5月には東京で公演も行い、日本での知名度を高めています。
 



アイドル学校

 


 
次に紹介するのは、2017年の7月から9月まで、こちらもMnetで放送されていた「アイドル学校」です。
 

 
「アイドル学校」は、架空の学校を舞台に、女子生徒たちがアイドルとしてのデビューを目指すという内容でした。

番組を勝ち抜いて選ばれたのが、ジソン、ハヨン、セロム、チェヨン、ナギョン、ジウォン、ソヨン、ジホン、ギュリという9人。ご存知の通り、現在人気上昇中の「fromis_9(プロミスナイン)」のメンバーたちです。

fromis_9は、2018年1月に『To Heart』でデビューしました。日本のアイドルファンにも親しみやすいような、女子校の雰囲気を取り入れた、K-POPの中では特徴的なグループです。
 

 
「アイドル学校」は、計測できないほど視聴率が低迷してしまった回もあり、fromis_9も初期の頃は、多くのガールズグループの中に埋もれている印象がありましたね。

そんな中、ギュリが一時グループを離脱して「PRODUCE48」に参加したことで、多くのファンを獲得。そして、再び彼女がfromis_9に合流し、リリースした『LOVE BOMB』は長い期間チャート入りし、グループとしても確実に人気がアップしました。
 

 
「アイドル学校」は番組として批判を浴びる部分も多く、視聴率も振るわなかったわけですが、そこから誕生したfromis_9は、当初の予想よりも息の長いグループになっていきそうです。

さて、続く2つの番組はなかなか成功できなかった、どちらかというと失敗寄りの番組です。
 

MIXNINE

 


 
2017年10月から2018年1月にかけて放送された、YGエンターテインメント主導のオーディション番組が「MIXNINE(ミックスナイン)」です。
 

 
まず、YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク代表(現在は辞任)が韓国中の芸能企画事務所に足を運び、練習生および現役アイドルの中から、約400人ものメンバーを選出しました。

そして、最終的に男女それぞれ9人ずつまで絞られ、男子チームと女子チームで対決し、デビューグループを決定するという内容でした。
 

 
そして勝利したのは男子チーム。ですが、その後なんとこのデビューは白紙となってしまいます。

一番の理由は、「MIXNINE」という番組が想定していたよりも注目度が低いまま終了し、デビューグループが予定通り4ヶ月間活動をしたとしても、赤字は避けられないこと。

そして、YGエンターテインメント側は活動期間を延長したいと提案するのですが、当然難色を示す事務所もあり、とうとうデビューそのものが無くなってしまったということです。

そのようなわけで、プロジェクトとしては失敗に終わってしまった「MIXNINE」。残念ながら参加したグループの人気上昇にもあまり貢献出来なかったようです。

そんな中で唯一、A.C.Eは番組参加が知名度アップに繋がったグループと言えるかもしれません。A.C.Eは、2017年にデビューした5人組男性グループなので、こちらもぜひチェックしてみてください!
 



THE UNIT

 


 
すでに引退している元アイドルも含め、現役アイドルが再起を図るべく挑んだオーディション番組が、「THE UNIT」です。「MIXNINE」とほぼ同時期の2017年10月から翌年の2月まで放送されていました。
 

 
システムとしては、様々なミッションをクリアした後に、男女ともに上位9人までが選ばれ、ボーイズグループそしてガールズグループとして、それぞれがデビューするというものでした。

男子チームはUNB(ユエンビ)として2018年4月に、女子チームはUNI.T(ユニティ)として2018年5月にデビューしました。
 

 
UNBのメンバーは、ジュン、ウィジン、ホジョン、ピルドク、マルコ、ハンソル、デウォン、ギジュン、チャン。UNI.Tはウィジン、イェビン、NC.A(エンシア)、ユンジョ、ヒョンジュ、ジウォン、ウヒ、ジエン、スジというメンバーで構成されていました。

MIXNINEに比べて、大きな成功を収めたと思われていた「THE UNIT」でしたが、実際はそうでもなかったようです。UNBは一定の人気を得て、活動期間も少し延長されたのですが、UNI.Tの方はあまり人気を得られず、早めに活動が打ち切られてしまうという、寂しい結末となってしまいました。
 

 
UNI.Tには、いろいろ個性豊かなメンバーが参加していたので、やはりプロダクションがその才能を生かし切れなかった、関係性をうまく築けなかったのが原因なのでしょうか。
 

 

UNDER19

 


 
10代限定の男子練習生たちが参加したオーディション番組が、「UNDER19(アンダーナインティーン)」です。昨年の11月から今年の2月まで放送されていたので、わりと最近の番組です。
 

 
PRODUCE101シリーズ以外のオーディション番組は、視聴率的には苦戦しながらも、オンライン上では話題になっていたりなどある程度の反応は得ているものなのですが、この「UNDER19」は本当に話題性が無く、厳しい結果となってしまったようです。

それでも、選ばれたメンバーは2019年4月に「1THE9(ワンダーナイン)」として、無事デビューを果たしました。
 

 
1THE9のメンバーは、ドヨム、ジンソン、テウ、イェチャン、テクヒョン、ヨンハ、ソンウォン、スンファン、ジュンソという9人。

10代の参加者の中から選ばれたということで、当然平均年齢も低めの彼らですが、パフォーマンスを見る限り、意外にも若さをアピールするようなカワイイ要素をアピールすることなく、クール系で攻めています。
 



World Klass

 

 
今年の9月から、Mnetで放送予定の最新のオーディション番組が「World Klass」です。

番組開始はまだ少し先なので、現在発表されている内容だけを簡単にお伝えしておくと、様々な国籍を持つ20人の参加者の中から、ボーイズグループのメンバーとして10人を選抜するという内容のようです。

K-POPはすでにだいぶん国際化が進んでいますが、特に国際色豊かなグループになりそうですね。デビューグループはワールドワイドな活動を予定しているようですよ。
 

オーディション番組の記事まとめ

今回の記事では、PRODUCE101シリーズ以外のオーディション番組についてまとめてみました。

現実として、韓国のオーディション番組は、「PRODUCE 101」シリーズの1人勝ち状態となっており、同系統のオーディション番組の視聴率は、かなり悲惨な結果になっています。

そんな中、またしても始まるMnetの「World Klass」。希望を持ちオーディションに挑む参加者のことを思うと、今度こそは番組として成功して欲しいなと願うばかりです。



カテゴリー: K-POP