韓国ヒップホップシーンで、群を抜いて利益を誇っているレーベル、1LLIONAIRE RECORDSのメインアーティストBeenzino(ビンジノ)が、今年除隊したことで話題になっています。韓国ヒップホップ界でその名を知らぬ人はいないとされる、レジェンド級のラッパーBeenzino。

今回はそんなBeenzinoについて、彼のプロフィールから最新シングルまで詳しくご紹介します。(筆者・あーちゃん)
 

Beenzioのプロフィール


 

本名: 임성빈 (イン・ソンビン)
生年月日: 1987年9月12日
身長: 180cm
血液型: AB型
出身: 京畿道楊平郡出身
学歴: ソウル芸術高校美術科卒業後 ソウル大学彫刻科中退
所属レーベル:1LLIONAIRE RECORDS

 



韓国ヒップホップ界の”キング”1LLIONAIRE RECORDS

韓国にあるヒップホップレーベルの中でもいちばん売り上げが高く、利益を得ているのが1LLIONAIRE RECORDS(イリオネアレコード)だといわれています。

1LLIONAIRE RECORDS(イリオネアレコード)は、2011年にDok2とThe Quiettが結成したレーベルです。1LLIONAIRE RECORDSの楽曲は、自身のスペックや能力の高さや、お金に関することをテーマにするものが多いのが特徴的です。

1LLIONAIRE RECORDSから出ている曲の多くがお金について歌っていることもあり、好き嫌いは別れてしまうようですが、それでも1LLIONAIRE RECORDSは韓国内でトップの利益を誇り、多くの韓国人から支持を集めています。

Beenzinoは、大学在学中に自作曲をアップしたところ、Simon Dominicに見出され、本格的に活動を開始したとされています。

Beat BoxDG、Hot ClipやShimmy Twiceと、「Jazzy fact」というヒップホップデュオを結成したりして活動。さらにその後、1LLIONAIRE RECORDSへ加入します。

1LLIONAIRE RECORDSは、Dok2とThe Quiett、Beenzioの3人のみで活動しており、韓国のヒップホップレーベルの中では所属メンバーが少ないグループですが、メンバーそれぞれが卓越したラップ技術と音楽的才能を誇っているので、スケジュールは常に埋まっており、年中忙しい印象があります。

Beenzioも、2012年にリリースした「24:26」をリリースして以降、コンスタントに音楽活動を続けていました。

毎年アルバムを制作するだけでなく、韓国のTV番組にも幾度と出演し、着実にファンを増やしていきました。2015年には単独コンサートも成功させており、この時にはすでに韓国内で安定した人気を誇っていたとされています。
 


 
2017年の5月29日に入隊して以降、音楽活動を一時ストップしていましたが、2019年の5月に無事除隊しました。恋人のステファニーは、除隊当日に彼の元に駆け寄って再会を喜ぶ動画を投稿、ネット上で拡散され、彼の除隊を多くの人が祝福しました。
 

 
5月11日に、1LLIONAIRE RECORDS公式チャンネルが『The Fearless Ones』という音源を公開しました。1LLIONAIRE RECORDSのThe Quiettと、除隊後初の合流となったBeenzinoを加えての2年ぶりの音源で、1LLIONAIRE RECORDSの復活のゴングを鳴らすような楽曲でした。

フューチャリングには、1LLIONAIRE RECORDSの傘下グループである、Ambicion MusikのメンバーであるCHANGMO、H1GHER MUSICのラッパー兼アーティストのSik-Kが参加し、豪華ラインナップとなりました。

参加アーティスト1人1人のパートが、ビートチェンジによって分かれているのが特徴的ですね。それぞれのラップスタイルの個性が強調された、力強い楽曲です。
 



“リリックの天才”Beenzinoの代表曲たち

 
하루종일 /Jazzy fact

 
Beenzinoと、音楽プロデューサーのShimmy Twiceがタッグを組んだヒップホップデュオ”Jazzy fact”が、2017年にリリースしたアルバムのタイトル曲である『하루종일』。Beenzinoの入隊前にリリースされた貴重な楽曲です。

Beenzioの温もりのある低音は、安定感があり、リラックスしたムードに引き込んでくれます。Beenzinoのラップパートの歌詞は、彼らしく文学的な比喩が多く、アーティスティックな1曲にまとまっています。バラード調ながらも、広がりのあるバンドサウンドが曲に厚みを生み出していますね。
 
No Matter What?/BoAxBeenzino

 
2016年にネット上で公開された『No Matter What』。韓国の歌姫BoAとBeenzinoがコラボした奇跡の楽曲です。

伸びのあるクリーンなサウンドが魅力のBoAのソングと、Beenzinoの低温ながらも、暖かく親しみを感じるラップスタイルがフュージョンしていて、ポップでエネルギッシュです。

SMで驚きのコラボレーションを果たした2人のソングは、運命的な男女の出会いを描いたロマンチックなラブソングに仕上がっています。カラフルなイラストレーションで構成されたMVも魅力的ですね。
 

Life in Color


 
BeenzinoがリリースしたMVの中でも人気が高いのが、『Life In Color』。タイトルに合わせたカラフルな映像美が特徴のこの曲は、2016年にリリースしたシングル曲です。

Beenzinoの想像力豊かなリリックが特徴的なラブソングになっています。芸術家と外国人の「僕」と「君」が相性抜群な理由を歌っている曲なのですが、Beenzinoのセンスあふれる表現で作られたラップは、ポップでキャッチーでありながらも、高いスキルも感じさせます。
 

Break

 
2015年にリリースしたシングル曲『Break』は、Beenzinoのラップスキルが発揮されたスキルフルな楽曲。テンポの良いバンドサウンドにあわせて、饒舌に披露される彼のラップは、不思議と首を振って音楽にノリたくなる魅力がありますね。

『Break』の歌詞もまた、Beenzinoらしい独特の言い回しが多く、彼の芸術家的発想があふれた作品でもあります。タイトルにもある”破壊”が彼らしいスタイルで表現されています。
 



Aqua Man

 
Beenzinoの代表曲といえば、必ず上がるのがこの曲でしょう。片思いをしている女性との一連のエピソードが豊かな表現力で綴られた、芸術性の高い歌詞が特徴的な楽曲です。

魅力的な女性を眼の前にして、手も足も出ない自分自身を魚に例えて、一つの物語を作り上げるBeenzinoのセンスの高さが感じられますね。また、ラップの実力も十二分に備わっているからこそ、明るいテンポのビートに合わせて歌うパフォーマンスができるのでしょう。
 


 
Beenzioは、この曲と『Boogie on&on』をタイトル曲としてリリースしたアルバム「24:26」を2012年にリリースしたことで、一躍韓国のスターへと輝きました。それほどまでに、彼のアルバムは韓国ヒップホップシーンは勿論、韓国音楽界でも注目を集める出来だったといえるでしょう。

『Boogie on&on』は、Beenzinoのステージでも特に盛り上がりを見せる楽曲で、韓国のヒップホップファンはこの曲をBeenzinoと一緒に合唱ができるほどのようです。それほどまでに彼は、国民から厚い信頼と人気を集めたアーティストといえるでしょう。
 

Beenzinoの除隊初となるシングル曲『OKGO』公開!


 
除隊後初となるシングル曲『OKGO』が、5月にリリースされました。除隊後も変わらない高いラップスキルと、時代にあわせて完成させた新たなBeenzinoのスタイルがついに顔を出しました。

歌詞も時代の流れとともに変わり、新たなスタートを切った自分自身を挑戦的な文章で表現しています。フューチャリングには、韓国の中でも抜群の才能とスキルを誇る天才ラッパーで問題児、E SENSが参加しました。

独特なフロウが特徴的なE SENSのラップが組み合わせることで曲に深みを増し、飽きのこない完成度の高い1曲といえるでしょう。韓国のベテランラッパー2人のコラボともあり、『OKGO』がリリースされた直後は韓国内で大きく話題になりました。

韓国のヒップホップブームによって、新たなラッパーが毎年のように輩出されている現在。ただ、その中でもBeenzinoをはじめとしたレジェンド級のラッパーたちが、今も一線に立って音楽を作り続けることを宣言するような、『OKGO』。

これこそが挑戦的で、バトルを感じさせるヒップホップ音楽シーンの魅力といえるでしょう。
 

Beenzinoの記事まとめ

韓国のレジェンドともいわれる人気ラッパーBeenzinoを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

韓国界でも実質”キング”とされる1LLIONAIRE RECORDSのメンバーである彼は、除隊後もその人気は変わらず、多くのファンが彼の音楽に魅了されています。学生時代に芸術学を専攻していたこともあり、アーティスティックな表現力が特徴的な彼の音楽は、ポップでエネルギッシュなスタイルから、タイトで攻撃的なラップまで様々なスタイルで生み出され、どれもが一緒に歌いたくなるような輝きを見せています。

2年の休息を経ても変わらないBeenzinoの人気と、彼の今後の音楽活動に期待が止まりませんね!
 

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今回の記事の筆者: あーちゃん
今回の筆者のブログ: https://ayanonn06020123.hatenablog.com/