【はじめに】
筆者は、今月2月の半ばから中国への留学を予定していましたが、先方からコロナウイルスの流行のために新学期を遅らせるという連絡を受け、現在、東京で待機しています。

こうした事情があり、コロナウイルスの状況への関心が強いです。日本のメディアでは読み取れない情報が多くあるので、英語のメディアを中心にコロナウイルスの流行状況や様々な問題について取り上げます。

 

船での旅行は、飛行機よりもかなりリスキーなようです。船旅に憧れてしまうけれど、伝染病が広がっている時には船はいちばん恐れられる乗り物です。

現在、いくつかの船がどこの港にも上陸できず、隔離されているか、海をさまよっています。テレビで取り上げられているのは、横浜港に停泊しているダイヤモンド・プリンセス(Diamond Princess)号です。

香港で降りた80代の男性がコロナウイルスに感染していたことが判明し、船の乗客の間で流行していることが判明し、寄港から14日間船上で乗客を隔離することになりました。

今回の記事では、このダイヤモンド・プリンセス号と、そして太平洋をさまよっているウエステルダム号についてご紹介します。もう1隻、ワールド・ドリーム号が香港に停泊していますが、こちらは香港を拠点として、台湾やベトナムを繋いでいる船なので、今回の記事では触れないことにします。

今回の記事では、CNN、New York Times、Bloombergなどの記事を参考にしました。
 



 

ダイヤモンド・プリンセス号とは?

 

(Cruise Criticより)
 
ダイヤモンド・プリンセス号は、カリフォルニアのプリンセス・クルーズ(Princess Cruise)という会社によって運用されている船で、イギリス船籍。

製造したのは、三菱重工長崎造船所で、主に日本とアジアの国々を結ぶクルーズに使われています。基本的には横浜港を拠点としている船のため、海外メディアでは、”日本の船”という言い方がされています。

ただ、あくまでもイギリス船籍なので、日本に所属している船ではありません。”旗国主義”という考え方があり、基本的に船の中で起きた問題、どこかの国の領海の外で起きた問題については、イギリスの法律が適用されます。

”船籍”という概念について説明すると、すべての船はどこかの国に登録しなくてはいけないことになっています。別に船を所有している会社や船長の国籍がどこかには関係なく、好きな国に登録できるので、タンカーや貨物船などは登録料の安いリベリア、パナマなどの国に登録されることが多くなっています。

さて現在、横浜港に停泊しているダイヤモンド・プリンセス号にスムーズに医薬品を積み込めない、という問題が起きているようです。これは、イギリスの法律で認められた薬しか載せられないのではないか、という指摘があったからのようです。

ただ、現在は特に問題なく、持病の薬を受け取ることができているようです。ただ、乗客は直接医師に診察してもらうことができないので、家にすでにある薬か、処方箋なしで注文できる薬に限られます。

なぜ隔離が必要なのか

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