いきなり私事で申し訳ないですが、この春休みにオンライン英会話で英語を勉強していました。講師の大半はフィリピンの人だったのですが、その中でかなり気になったことがありました。

それは、日本のエンタメの存在感がすごく薄い、ということでした。もっと言ってしまうと、「日本の存在感自体が薄い」ということです。

「日本のイメージって、どんな感じ?」という質問に対して、「ん〜、自動車とか?」。日本の自動車が東南アジアで人気が高いのは、今に始まったことではなくて、40年くらい前から同じです。
 

 
一方、韓国について聞いてみると、「K-POP、韓国ドラマ、サムスンのスマホ」とのこと。フィリピンに多い外国人についても、アメリカ人・中国人・韓国人の順番だそうで、日本人もたくさん駐在しているはずなのに、とことん日本は存在感が薄いようでした。

「日本人は、海外で評判が高い」という話を、何百回も聞かされて育ってきました。確かにそうかもしれません。存在を意識することもない国の人について、悪い印象を持つことなんてほとんどありません。

平成の日本は、自分がどんどん影の薄い国になっていることに目をつぶってきました。中国にGDPを抜かれたのは、たった9年くらい前なのに、今では3倍も差をつけられている。2020年か、2021年には1人あたりのGDPを韓国に抜かれるのに、ヘラヘラしている。

この記事を書いているボクは、別に何者でもありません。将来のプランもなく、日々をアルバイトで食いつないで、週に4回は大学に通っている学生です。

でも、もう「意識高い〜」などと笑っていられない。本当に日本を良くしたいなら、現状を見つめて、解決策をみんなで考えなければいけない、そんな時期に来ていると思うんです。

かといって、知識も勉強も圧倒的に足りないボクが、天下国家を論じるなんてできるでしょうか。いつかはしなければならないことですが、まずはボク自身にとって身近なジャンルである、音楽業界について自分なりに考えていきたい、そう思います。
 

「イケている」と「流行っている」


 
身近な友人には、K-POPのサイトを運営していることを明かしているんですが、そうすると必ず言われることがあります。

「日本の音楽の方が良いのに、どうしてわざわざ韓国の音楽について調べているの?」

日本と韓国、どちらの音楽が優れているのか、とかそんなことは抜きにして、ボク自身は「日本の音楽はイケてない」と言った覚えはまったくありません。もともとK-POPのサイトを始めたきっかけも、K-POPが好きだったから、というよりは、「韓国の音楽がどうして海外の若者の心を掴んでいるのか」、不思議に思ったからです。

この記事を読んでいる方も、一度は不思議になったことがあると思います。なぜ、女子中高生は原宿から新大久保に移動したのか。SNSのアカウントの名前が、なぜかハングルになっている人は何を考えているのか。

そんな不思議に対して、「韓国かぶれ、意味不明な新世代」のレッテルを貼り付けてきたのが、平成日本だったのだとしたら、そんな主張はもう捨ててしまいましょう。

ボク自身は、中学生の頃からずっとPerfume(パヒューム)が大好きです。Perfume、AKB48、きゃりーぱみゅぱみゅなど、ボクが大好きなアーティストは海外での活動を積極的にやってきました。

エレクトロとアイドルの融合、触れ合えるアイドル、原宿カワイイ系と、それぞれのコンセプトは違うものの、どれも日本独特のセンスを持った優れたアーティストです。それなりに海外での注目を集めてもきました。それでも、J-POPは、K-POPに取って代わるどころか、並び立つことすらできていません。

繰り返しになりますが、ボクはJ-POP(日本の音楽全体をまとめて「J-POP」と呼んでます)がイケてない、良くないとは言っていません。イケているし、良いです。でも、海外では流行っていません。この現状を受け止める必要があると思います。

ここからは、まずなぜ音楽に力を入れた方が良いと思うのか、論じてみます。令和の日本を考えていく上で、音楽がどんなポジションを占めるのか、ということです。

そのあとで、自分なりに現在の問題と、その解決策を考えていきたいと思います。