ラッパー、Kid Milliをご存知でしょうか。「Show Me The Money 777」に出演して3位という好成績を残し、瞬く間に韓国中にその名を知れ渡らせた存在です。

現在は「高等ラッパー」のメンター(プロデューサー)を務め、韓国の若者から羨望の眼差しで見られる存在のひとりです。

20代の韓国人ラッパーの中でも、ひときわ若い世代からの人気が高いラッパーである、Kid Milli。実は、日本好きでも有名な彼の魅力についてご紹介します。(筆者:あーちゃん)
 


kid Milli プロフィール

本名:최원재(チェ・ウォンジェ)
生年月日:1993年10月26日
学歴:豊舞中学校卒業後、高校卒業認定試験合格
所属レーベル:indigo music(インディゴミュージック)
所属クルー:WYBH、COZYBOYS
公式Instagram:@kidcozyboy

 

HIPHOPレーベル Indigo musicとは?


 
Indigo musicは、ラッパーSwingsが設立した音楽レーベルです。2017年の4月に設立されたレーベルで、Swingsが2009年に設立したJUST MUSIC(ジャストミュージック)とは別のレーベルです。

Swings曰く、JUST MUSICには人が増えすぎたため、新しく設立したとのこと。所属アーティストには、Kid Milli他、高等ラッパー優勝者のYoung Bから、NO:EL、JUSTHIS、話題の韓国女性ラッパーJvcki Waiと韓国の若者がこぞって応援するようなラッパーが揃っています。
 



 

Kid Milliのラップが独特なのはなぜ?代表曲とともに大紹介!

Kid Milliがラッパーを志したのは、10代の頃。

高校生の頃は、プロのゲーマーを目指しゲームの団体に所属していた彼は、ゲームのために高校を退学するほどの実力と志を持っていました。

その後、紆余曲折あり、高校卒業認定試験を合格するために通っていた塾で、友人の勧めでラップを聞くようになり、次第にラップに興味を持ち始めたそうです。
 

 
2015年からミックステープを公開しはじめ、アンダーグラウンドで着実にその実力を評価され名を広めてきた、Kid Milli。2017年には、Swingsが新たに設立したレーベルに所属することで、より活発に音楽活動を行い、次第にHIPHOP界で知名度を高めていきます。

Kid Milliの人気を韓国内だけでなく、国外にも広まったきっかけは、「Show Me The Money 777」の出場によるものでした。優勝候補の1人として放送当初から話題になっていた彼は、見事ファイナルまで出場を果たします。

対戦相手は、naflaにloopy。2人とも韓国HIPHOP界で知らぬ人はいないほどの実力派。彼らとともに、番組を大きく盛り上げたKid Milliは3位という結果に終わったものの彼の存在は大きく有名になりました。
 



 

ビートを自在に操るかのような変幻自在のフロウが魅力の、Kid Milliらしい『Change』。番組で披露したこの曲は、フューチャリング参加したGRAYと共に歌うメロディーでキャッチーなサビが耳から抜けなくなる魅力があります。

車にしても身に付けるものにしても、常変化していかなければならないと歌うこの歌は、Kid Milliの音楽性そのものを表しているかのようにも感じます。
 

Kidmilliの代表曲の1つである「honmono(혼모노)」は、Kid milliがIndigo musicに所属後リリースした『Maiden VoyageⅡ』に収録された曲です。BlackNutがフィーチャリング参加したこの曲は、当時の彼自身がありのままに描かれた歌詞が、等身大のヒップホップソングとも言えます。

ファンの間では日本好きで有名なKid Milli。「honmono(혼모노)」でも、日本語が多く登場します。日本のアニメや漫画が凄く好きなようです。
 

彼のデビューシングル「TN」に収録された「10:41」は、トラップ要素も感じられながら、新しさのあるサウンドが特徴の1曲です。音楽活動を本格的に開始した当初のアルバムで、歌詞にはラップに対しての葛藤や人生の問いかけが混じったリアルな部分が多いのが特徴です。

「10:41」のMVはKidmilli自身が、監督を務め制作したようです。ところどころ日本の風景が混じってるのが見られます。
 



 

Kid Milliが人気な理由は、SWAGの効いたスタイルが決め手?

Indigo musicの代表的なラッパーの1人である、Kid Milliは韓国内はもちろん、日本の若者から大きく支持される存在です。特に、ラッパーにも関わらず女性ファンが凄く多いようですね。
 

低めのボイスでつぶやくようにラップする姿、曲の流れに合わせてフロウを自由自在に操る姿がカリスマ性を感じさせ、独特なラップセンスを持ち合わせているように見られます。ラップの実力が高いのはもちろんですが、ジェスチャーの効いたラップパフォーマンスも彼が人気になる理由のひとつです。

また、彼の独特なファッションセンスも多くの若者から人気のようです。所属するクルーで手がけたアパレルブランド「NONDIS CLOTHES」は反響も大きく、2019年のS/Sは発売から2時間で品切れ商品が生じるほどの人気ぶりだったようです。

ラッパーはラップの実力だけでなく、スタイルもファンを魅了する要素の1つです。Kid Milliがラップそのものだけでなく、ファッションセンスで若者に影響を与えているということは、まさに憧れのニューフェイスだからでしょう。
 

話題のラッパーKIdmilliの最新アルバムを詳しく解説!


 
2019年の3月14日にリリースされたばかりの、ニューアルバム『LIFE』。リリース当初から、多くの反響があった最新アルバムで、活発に活動している中でもボリュームのある作品を生み出しました!今回はそのニューアルバムの曲ご紹介します!

life feat,quiett
フューチャリングにThe Quettが参加した『life』が、1曲目を飾ります。

アルバムタイトルでもあるこの曲は、スピード感のあるラップが特徴的です。流れるようなピアノ演奏に重ねるように詰め込んだ言葉のボリュームが、規則的なピアノサウンドと対照的に描かれています。
 

「SEX MONEY POWER feat justis」
ラップでビートを作り出すかのような個性的なラップが特徴のJUSTHISがフィーチャリング参加したこの曲は、3分に満たない長さの中に無数の言葉が詰まっており、瞬く間に曲が流れていく不思議な曲です。息継ぎをせずに言葉を操るKidmilliのラップの実力の高さが見られます。
 

473
一定のビートの中で、転がるようにラップを魅せるのが、『473』です。特に、曲の後半部分では強弱の効いたフロウがSWAGがあり、Kid milliらしい仕上がりになっていると言えるでしょう。曲の最後の部分の歌詞が、印象的な1曲です。
 

HITS
「Makin hits, 따라 부르게 해, 의도치 않게」の歌詞が耳に残る「HITS」は、息継ぎをするかのようにラップをしており、その独特なフロウが格好良くキマっている1曲です。Kid milliらしさが溢れたトレンド感のある印象を抱きますね。
 


英語と韓国語が混在している歌詞ながらも、リリックが自然で流れるようなラップが特徴の1曲です。フィーチャリングには、「Show Me The Money」でも共演を果たした、ラッパーloopyが参加しています。

ラップの実力もさることながら、自由自在にラップをする2人のコラボなこともあり、豪華な仕上がりになっていると言えるでしょう。
 

Hiphop=money feat bradystreet
ラッパーBRADYSTREETがフィーチャリングで参加したこの曲は、タイトルにもあるように、ヒップホップとお金の切っても切れない関係について歌っています。オートチューンを使用した中性的で柔らかいサウンドラップが、Kid milliのポツポツと落とし込むようなラップと対照的でバランスのとれた1曲と言えるでしょう。
 

sydney hongkong feat thama
アルバム最後の曲である『sydney hongkonhg』は、ソウルから離れシドニーや香港に滞在した時の記憶なのか、何か切なさが香る1曲になっています。Kid Milliが作る曲の多くは実体験から生まれると、本人も過去に述べていたこともあり、彼自身の心の吐露が生み出したリアルなリリックが魅力の曲と言えるでしょう。
 

〈アルバム収録曲リスト〉
01. life (Feat. The Quiett)
02. SEX MONEY POWER (Feat. JUSTHIS)
03. skit
04. 473
05. HITS
06. APP (Feat. Loopy)
07. hiphop=money(힙합은 돈얘기말고 뭐있어) (Feat. BRADYSTREET)
08. sydney, hongkong (Feat. THAMA)

 

まとめ

次世代の韓国HIPHOPを担う存在のひとりとも言われるラッパー、Kid Milliは存在感のあるラップセンスはもちろん、個性派なファッションスタイルが多くの若者を魅了しているようです。彼のラップを真似する若者も多いほど、Kid Milliが韓国のHIPHOPファンたちに与えた影響は大きいものではあると言えるのではないでしょうか。

彼の最新アルバムもすでに大きく話題になっているので、今後もKid milliが生み出す音楽がHIPHOPシーンに影響を与え続けるのは間違いないでしょう。
 

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今回の記事の筆者: あーちゃん
今回の筆者のブログ: https://ayanonn06020123.hatenablog.com/

 


カテゴリー: K-POPアーティスト