ホン・ジニョン 「Cheer Up」
 

 
これは、トロット(韓国演歌)の人気者ホン・ジニョンの『Cheer Up』です。私のお気に入りの曲で、K-POPっぽくない韓国の歌を紹介して、と頼まれたときによく挙げる曲ですね。

歌詞の素晴らしさやMVのストーリー性は、実際にMVを見て実感して欲しいんですが、タイトルも工夫されているんです。

「Cheer Up」って、「頑張って」とか「元気を出して」みたいな意味で、とてもカッコいいとは思えないですよね。そして、もともとのタイトル「산다는 건」が、「生きるってこんなこと」というタイトルだと知ったら、ますますダサいと感じてしまうかもしれません。

でも、「生きることってこんなこと」を英語に直してみて、と言われたらどうしますか? 「Life is…」とか? だいぶんメンヘラ感がありますね。

と思ったら、平井堅さんが「Life is」という曲を出されていたようです。知らなかった…。

とはいっても、「Life is…」よりは思い切って「Cheer Up」にした方が、メッセージ性が伝わりやすくて良いと思います。よくハリウッドの映画を日本語のタイトルに変えて、「全然本家と違うじゃないか!」と炎上することがありますが、結構考えて作っているのかもしれないです。
 



EXO 「Growl」
 

 
これなんかも、あんまりおもしろくないと思われたら悲しいですが、EXOの『Growl』です。2013年で古い曲なので、知らない人が多いかもしれないですね。

EXOの楽曲はもともと英語タイトルのものが多かったり、韓国語タイトルでも「中毒」とかで、そのまま「Overdose」と訳せば済むので、こういう曲はあまりないです。

「Growl」は、シンプルに「吠える」という意味です。ライオンとか狼とかが吠えたり、といった感じですね。一見した感じ、おもしろくもなんともないです。

でも、韓国語のタイトルは「으르렁」で、「ウルロン」と読むんですが、これは犬とかの鳴き声そのままなんです。日本だと「ガオー」なのに、すぐ隣の国なのにだいぶん聞こえ方が違いますね。

確かに、「ウルロン」って鳴いている気もします…。でも、韓国語の電話音が「ダルルン」なのは、本当に納得が行かない。どう考えても、「ジリリン」でしょ…。

さて、英語でライオンの鳴き声って「grrr」(グルルル)だと思いますが、ここではあえて「吠える」という動詞で訳しています。こう見てくると、もしかしたら英語のタイトルが先にあって、そのあとで韓国語のタイトルを付けたのかも、なんて推理できます。

今回の記事はいかがでしたか? 今回のような視点でK-POPの楽曲タイトルをもう1回見てみると、おもしろい発見がたくさんあるかもしれないです。

この記事の性質的にあまり長く書いても仕方ないので、今回はここらへんで終わりにしますが、ジジジ・ミュージックではいろいろ挑戦的な記事を書いています。ぜひチェックしてください。