韓国で今、ヒップホップが熱い。

ラッパーたちのサバイバル番組「SHOW ME THE MONEY」の放送以降、韓国の若者シーンの中で人気音楽ジャンルとして確立したK-HIPHOP。現在では、幅広い世代の人々が番組を視聴するようになり、「SHOW ME THE MONY」、「SMTM」自体がトレンドとなっている。

そんな韓国のヒップホップシーンの中で特に多くの支持を集めているラッパーがいる。AOMGという音楽レーベル事務所に所属するラッパー・locoは、愛嬌ある容姿に独特なサウンドが特徴で、女性人気も高い。

今回はラッパーLocoについて、彼のプロフィールから、代表曲、最新リリース情報まで詳しく紹介する。(筆者:あーちゃん)
 

ラッパーLocoとは? プロフィールから、デビュー経緯まで


 

本名:권혁우(クォン・ヒョク)
生年月日:1989年12月25日
出身:韓国 ソウル特別市
身長:175センチ
体重:69キログラム
血液型:A型

 

Locoは、韓国のHIPHOPレーベルAOMGに所属するラッパー。デビューは2012年の『see the light ft.Gray』

彼の名前を知らしめたのは、「SHOW ME THE MONEY SEASON1」での活躍だろう。Locoはこの番組で優勝を果たし、多くの関心を集めた。

LocoがSMTMの決勝で披露した曲は、『HOME』。韓国で有名なラッパー、ダブルKとフューチャリングしたこの楽曲は、亡くなった父について綴られ、家族をテーマにしたものだった。

SMTM優勝後から多くのメディアに引っ張りだこになった彼は、Jay Parkが設立したレーベルAOMGに入る。その後はトラックメーカーであるGRAYとともに楽曲をリリースしていくようになった。
 


 

その2年後、2014年に発売したシングル「Hold Me Tight」は音楽チャートで上位を獲得する。この頃から、Jay ParkやCrushなどとコラボ曲を発表し、韓国音楽業界では人気ラッパーとして存在を確立した。

その後Locoは、いくつかTVドラマのOSTにも参加を果たし、確実に音楽シーンの中で知名度を上げ続けていた。だが、彼の名前をHIPHOP界だけでなく、より広い層に知られるようになったのは、彼が人気K-POPアーティストとコラボ楽曲を発表したことが大きい。




2018年6月には、韓国女性グループであるMAMAMOOのメンバーであるファサとのコラボ曲『주지마』を公開した。
 


 

バーで隣り合って座るファサとLocoの色香漂う姿が特徴的なMVでは、『주지마』の歌詞にも恋の駆け引きが見て取れる。映画のワンシーンを見ているかのようなストーリー性のある映像が印象的だ。

この曲で音楽番組にも出演し、ネオンの光がお洒落なステージは、楽曲の大人な雰囲気をそのまま舞台に載せたような演出だった。この曲をきっかけに、Locoはヒップホップシーンに進出するようになる。
 


 

ファサとのコラボ楽曲を発表した2ヶ月にはなんと、人気ボーイズグループのEXOのボーカル、ベッキョンとのコラボ楽曲『YOUNG』を発表。超有名なEXOのベッキョンとのコラボによって、Locoの知名度は韓国だけでなく世界中のK-POPファンの耳に届くようになった。

「SHOW ME THE MONEY」優勝以降、多くのラッパーの憧れの存在になったLocoは、その後もSMTMのゲストとして何度も参加ラッパーとコラボを果たし、K-HIPHOPファンやラッパーを志す若者たちの憧れの的であり続けてきた。

それに加えてテレビに出演したり、アイドルとのコラボ曲を発表することで、より幅広い層の人々からの関心を集めることができている。




ラッパーLocoの有名曲を紹介!

後でも説明するが、Locoは2019年2月7日に入隊している。この動画はLocoの入隊後にUPされたもので、これまでの曲を約8分半の間、locoがスタジオセットの中でマイクを持って歌い続けている。

ここからは、この動画に登場する楽曲をカンタンに説明していきたい。
 

1. 감아 (Hole Me Tight)
 

 
一曲目の감아 (Hole Me Tight)は、韓国のR&Bアーティストcrushがフューチャリングに参加した楽曲で、2014年に発売したシングルのタイトル曲。

夢も追いかけながらも、自分のそばにいる人の必要性も綴った歌詞が特徴的。
 

2. 니가 모르게 (You Don’t Know)
 

 
2014年に発売したLocoのフルアルバム「locomotive」のタイトル曲である니가 모르게 (You Don’t Know)。

「機関車」というそのままの意味に、「Locoの動き」「Locoの原動力」という意味もかけられた「locomotive」は、Jay ParkやCrush、ELOやUglyDuckなど、韓国のヒップホップシーンでも人気のアーティストが楽曲に参加したことで話題になった。

『니가 모르게 (You Don’t Know)』は、思いが届いていないことに気付きながらも、好きな人を思い続けてしまう切ない心情を歌った楽曲で、Loco自身も楽曲制作に参加している。
 

3. RESPECT
 

 
2015年にシングル曲としてリリースされた『RESPECT』。

「SHOW ME THE MONEYシーズン4」のプロデューサーとして参加した後に発表されたこともあり、韓国内で大きく話題になった。フューチャリングにGRAYとDJ pumpkinが参加しており、AOMGらしさが光ったトレンド感のある楽曲である。




4. 남아있어 (Still)
 

 
2016年に発表されたシングル曲『남아있어 (Still)』は、この時から話題であったプロデューサーWOOGIEによって手がけられた。

また、Locoと多数コラボ経験のあるCrushがフューチャリングに参加しており、トレンド感のあるメロディアスな楽曲に乗せたLocoの甘く切ない歌声がポイント。
 

5. 지나쳐 (Too much)
 

 
2017年に発売したセカンドアルバム「BLEACHED」のタイトル曲「지나쳐 (Too much)」は、韓国の人気シンガーDEANがフューチャリングに参加した。サビの「지나쳐」が思わず口ずさみたくなるポップで中毒になりそうな楽曲である。

”脱色”を意味するアルバムタイトルは、アンダーグラウンドで活動してきた自身の暗い日々から一変明るく華やかな生活になった過去から現在までの変化を意味する。
 

6. 주지마 (Don’t)
 

 
MAMAMOOのボーカル、ファサとのコラボ曲『주지마 (Don’t)』は、ファサの大人な魅力溢れるボーカルに、軽快で爽やかなlocoのラップがマッチングした楽曲である。リアル音楽バラエティー番組「鍵盤上のハイエナ」で披露したソングだけあり、多くの人の耳に届いたようだ。
 

ファサの新曲『TWIT』にLocoが登場!

 

7. 시간이 들겠지 (It Takes Time)
 

 
2018年に発表したシングル曲「시간이 들겠지 (It Takes Time)」は、時間が過ぎ去ればどうということはないのはわかっているが、あまりにもめまぐるしく時がすぎていくことへの感情の戸惑いを表現した楽曲だ。話題のアーティストoffonoffのボーカルColdeがフューチャリングに参加したことでも大きく関心を集めた様だ。




8. 오랜만이야 (It’s been a while)
 

 
Zion.Tがフューチャリングした最新シングル曲。久しぶりにあった友人へ送るソングには、彼自身の”今”が率直に歌詞に綴られているのがファンの胸を熱くさせる心温まる一曲だ。
 

ラッパーLocoの現在は?入隊したのは本当?

人気絶頂のLocoが昨年の冬に突然の入隊発表を行った。28歳ということもあり、年齢を考慮しても入隊するのは妥当な年齢ではあったが、韓国のトップスター入りを果たした彼の入隊発表に多くのファンが驚きを隠せずにいただろう。

入隊当日には、彼の所属事務所のメンバーや、彼を最後に一目見ようと集まったファンたちに囲まれ笑顔でいた様子がInstagramをはじめとしたSNSでUPされ、注目を浴びた。
 


 

同日に発表された、彼のニューアルバム『hello』は、1月23日に放送された韓国のバラエティ番組「一食ください(한끼줍쇼)」に出演した際に宣伝されたこともあって、多くの関心を集めた。番組出演後の視聴者の反応も高かったようで、LOCOの存在が韓国の若者を中心とした憧れのラッパーとして存在を確立していたことがわかる。

Zion Tをフューチャーしたタイトル曲『Its’s Been a while feat』は、久しぶりの再会について歌った歌詞の中に、Loco自身の現在の姿がありのままに描かれているのがポイントの楽曲である。

全6曲収録されたアルバムは、Woowonjaeや、paloalto、ph-1など韓国のヒップホップファンなら誰もが知る今をときめく人気ラッパーがフューチャリングとして参加した豪華な作品になった。
 

収録曲リスト
01. NOTHING
02. 오랜만이야 (久しぶり) (Feat. Zion.T)
03. 엉켜 (絡まる) (Feat. pH-1)
04. Some Beatmaker (Feat. yeesang & ウ·ウォンジェ)
05. 잘가 (さよなら) (Feat. Paloalto)
06. HOW

 

Locoの紹介のまとめ

現在Locoは義務警察に入り、論山訓練所に入隊中である。彼が除隊して活動を再開するのは2021年頃になるだろう。

アンダーグラウンドで活動していた日々は、「SHOW ME THE MONEY」の優勝後に一変した。韓国音楽シーンを盛り上げる1人の音楽スターとして確立したラッパーLocoは韓国若者たちの憧れの存在と言っていいだろう。

韓国HIPHOPが90年代に一つのブームとして韓国内を盛り上げて以降、K-HIPHOPの次世代アーティストとして先陣を切っていたからこそ、彼の入隊を惜しむ声は大きかった。

Locoが所属するAOMGには、設立者であるjay parkはもちろんだが、最近所属して既に人気ラッパーの仲間入りを果たしたWooWonjaeをはじめとした実力も兼ね備えたアーティストが多くいる。Locoの不在は悲しいが、AOMGが今後も韓国ヒップホップシーンを大きく盛り上げる重鎮になることは間違いないだろう。
 

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今回の記事の筆者: あーちゃん
今回の筆者のブログ: https://ayanonn06020123.hatenablog.com/

 

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