私たちが普段見ている、K-POPのMV。とても美しく作られていて、ダンスも完璧です。

しかし、こうしたMVはどのように制作されているのでしょうか? どこまでが実写で、どこからがCG?

そんな疑問に答えてくれるのが、「Behind The Scenes」や「BEHIND」というタイトルの付けられた映像です。この記事では、韓国の有名アーティストのMVの後ろ側を覗いてみたいと思います。

TWICE『LIKEY』

3億回近く再生されている、韓国の9人組ガールズユニットTWICEの『LIKEY』のMV撮影の様子。

実際に、メンバー全員がカナダ・バンクーバーに来て、おしゃれな街頭で収録したようです。ツウィがローラースケートをしている部分は、スタッフが車椅子に座って撮影しているんですね、すごく本格的です。

いちばんおもしろいのは、ジョンヨンが「バンクーバーに来ている理由は何でしょう?」というクイズを出すところ。「1, TWICE TV、2, 休暇、3, ミュージックビデオ」は妥当な選択肢ですが、4番目に「韓国」という意味の分からない選択肢をあげているのは、本当に意味が分からなくてスタッフも本人も笑ってしまっています。

ともかく、意外とCGでカバーしている部分は少ないということが分かるのではないでしょうか。
 

BTS(防弾少年団)『FAKE LOVE』

全米チャートで1位に輝き、世界中の注目を集めたBTSの『FAKE LOVE』の収録の様子。

『LIKEY』とは違って、スタジオで撮影するシーンばかりですが、爆発シーンまで実際にやっているというのは興味深いですね。一回爆発させるだけでもかなり手間がかかりそうなので、演技の方も失敗できません。

BTSのメンバーたちがメイクをしてもらっている様子も収められています。それにしても、豪華な舞台芸術が実際に作られているというのは圧巻です。ひとつのMVに、どれだけたくさんのスタッフが関わっていて、どれほどの努力の結晶なのかが分かります。
 

BLACKPINK『PLAYING WITH FIRE』

次は、もっと撮影のハードルが高そうな楽曲を見てみましょう。

BLACKPINKの『PLAYING WITH FIRE』は、韓国語のタイトル「火遊び」の通り、メンバーが火を自由自在に操る結構危険なMV。実際には恋愛がテーマなのですが、それを炎で表現しているのが特徴です。

実際の撮影シーンを見ると、火花や火炎放射器のようなものなどを使ってはいるものの、CGで再現している部分もあるようです。さすがにメンバーを危険に晒すことはできません。

しかし、建物やバスについては実物を準備して撮影しているのが分かります。特殊な装置が必要なこともあって、かなりお金がかかっていそうですね。

また、この映像には日本語字幕が付いているので、韓国語や英語が分からない人でも気軽に楽しむことができます。メンバー同士の気さくな会話や、年上・年下の微妙な関係も感じることができる充実の一本です。

さて、こういう撮影ができるのってTWICE、BTS、そしてBLACKPINKがメチャメチャ人気のあるアーティストだからでしょうか? 他のそれほど有名ではないアーティストは、CGで作っている部分が大きいのでしょうか?
 

(G)I-DLE『LATATA』

「それほど有名ではない」というと失礼ですが、ここでは今年2018年にデビューしたばかりの(G)I-DLEのデビュー曲、『LATATA』の撮影風景を見てみます。

まず、廃工場のような場所をしっかり貸し切って収録しているのが分かります。スモークの部分では発煙筒を使い、足りない部分はスタッフが手で持って煙を足しています。

上で紹介したアーティストほどMVが豪華だとは言えませんが、様々な工夫が凝らされていることが分かります。

というか、そもそもCGで作ることのできる部分ってそれほど多くないのかもしれません。レベルの高いMVを見ると、ついつい「あ、これもCGでしょう」と思ってしまいがちですが、その裏ではたくさんのスタッフと技術を持った専門家が作り上げていたのですね。

トップ画像→Danny Feng(Unsplashから)