「Show Me The Money」や「高等ラッパー」などのヒップホップファン向けの音楽番組を中心に、韓国のTV番組でも活躍を見せるラッパーをご存知でしょうか。

VMCに所属するラッパー、Nucksalは、アンダーグラウンドで10年以上活躍をしてきた、実力十分のアーティストです。ラッパーの憧れの存在である彼は、「Show Me the money」に参加して以降、多くの韓国人から知られる存在へと成長しました。ラッパー、Nucksalとは一体何者なのか、詳しくご紹介します。(筆者:あーちゃん)
 

Nucksalのプロフィール

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本名:이준영(イ・ジュンヨン)
生年月日:1987年3月24日
出身:ソウル特別市出身
所属レーベル:VMC(ビスメジャーカンパニー)
公式Instagram:@nucksal

 

Nucksalが所属するレーベル”VMC(ビスメジャーカンパニー)”とは?


 
ラッパーNucksalが所属するVMC(ビスメジャーカンパニー)は、2014年にラッパーのDeepflowが設立したヒップホップレーベルです。

レーベルが設立するまではクルーとして活動していましたが、3年を経てアルバム「RUN VMC」をリリースして以降、本格的に音楽レーベルとして動き出しました。トレンドに流されることのない、自分たちらしいスタイルを貫いているレーベルで、筋肉質で男らしくパワフルなイメージが強い音楽性が特徴です。
 

 
VMCの代表曲の1つ『The Villans (악당출현)』は、これぞVMCと言わしめるようなダークで”悪い男達”らしさが表現された1曲です。VMCに所属する代表的なラッパー、Deepflow、Don mills、Nucksal、ODEEの4人がそれぞれパート別にラップをするのが特徴です。

1曲の中で4つのチャプターを作ることで、それぞれのラップスタイルを表現できるだけでなく、曲全体を通してVMCの音楽性をコンパクトにまとめられています。




「Show me the money6」で準優勝!ラッパーNucksalの魅力とは?

Nucksalが一躍、有名スターとして扱われるようになったのは「Show me the money6」への参加がきっかけでした。Nucksalは、それまでアンダーグラウンドで活動してきたラッパーだったので、ラッパーやHIPHOPファンの間ではすでに相当な実力者でしたが、その実力の高さが韓国のテレビ番組で放送されて以降、彼の人気に火がつきました。
 

 
独特なリリックに、息継ぎを全くしてないような押し寄せてくるラップの嵐が、彼のスタイルの1番の特徴と言えるでしょう。あふれ出るように生まれる彼のラップは、ラップ自体を初めて聴く人にも分かるくらいライミングが美しく、耳に溶け込みやすいのが魅力です。

特に「Show Me The Money」で披露した曲は、視聴者や会場に足を運んだファンが盛り上がりやすいように一緒に手をあげて音楽にノリたくなるような曲が多かったように思います。

彼は、番組では準優勝という成績で終了しましたが、出演以降はTVやメディアへの出演が増えていき、ラッパー・Nucksalの名前が韓国中に広まることになりました。




韓国の国民から人気?TV番組のMCとしても活躍するマルチアーティストへと成長!

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今や、韓国の若者たちに知らぬものはいないほど有名なNucksalですが、彼が多くのテレビ番組やメディアイベントの出演オファーが絶えない理由は、彼の持つ明るく天真爛漫なイメージ溢れるキャラクターにあります。

カメラの前やステージの上であっても、気さくで明るいだけでなく周りの空気を読みながら的確にコメントを返したり、自然と場を和ませてしまうNucksal。万人に愛されるそのキャラクターが、大衆ウケした1番の要因といえるでしょう。

また、優しい発言だけでなく、時に厳しく胸に刺さるようなコメントをさらりと口に出せてしまう点も、韓国多くのメディアから声がかかる理由だと思います。

多数のラジオに出演、ラッパーたちをゲストに迎えながら和気あいあいと番組の進行をこなし、「Show Me The Money777」ではプロデューサーとして活躍、「高等ラッパー シーズン2、3」では番組MCとして参加するなどマルチに活躍しました。
 

 
また、「Show Me The Money6」出演時には、同じチームで当時まだ小学生だったチョン・ウチャンをよく気にかけていたため、番組の視聴者から多くの好感を集めていました。Nucksalの人を安心させるような柔らかな物腰と、肩まで届くロングヘアから、넉살 언니(ノクサルオンニ、「オンニ」とは、韓国語でお姉さんのこと)の愛称で親しまれています。




初アルバムがアルバム大賞に!「The God of Small Things」の楽曲解説!

2016年にNucksalがリリースしたアルバム「The God of Small Things(小さきものたちの神)」は、その年のアルバムオブザイヤーに輝きました。

彼のファーストアルバムにも関わらず、多くの人から支持を集めた作品でした。インドの小説をそのままアルバムタイトルとして採用したこの一枚は、彼が日常的に水を飲んだりスナックを食べたりするような感覚で、毎日の生活の中で生まれるインスピレーションから曲を作ったものです。

20代で音楽活動を始めてから着実に実力を伸ばしてきたNucksalの10年が詰まった渾身のアルバムには、全12曲が収録されています。今回は、彼がリリースしたアルバムから数曲ピックアップして詳しくご紹介します。
 
『NFS』 /Nucksal
 

 
Nucksalが制作に多くの時間や労力をかけた『NFS』は、アルバムの1曲目に収録されています。「팔지 않아 내 영혼은 절대 싸구려로 팔지 않아(私の魂は絶対に安売りしない)」の歌詞が特徴になった曲で、この言葉はアルバムタイトルになった小説の中にも出てくるようです。

Nucksalらしい独特なフローに絶妙なサウンドが魅力の1曲です。
 

『SKILL SKILL SKILL feat.DJ Wegun』 /Nucksal
 

 
NucksalがVMCに加入してから1年後の2015年にリリースした、『Skill Skill Skill』。強烈なリリックは痺れるようなライムが特徴の、耳に残る1曲です。

特に、サビ部分の「아버지 아버지 아버지 said」は一緒に口ずさみたくなる歌詞ですよね。Nucksalのフィーリングを表現するセンスとラップそのもののレベルの高さが魅力です。




Nucksalがフューチャリング参加した人気ソングを大紹介!

『Why Don’t You Know feat.Nucksal』 /청하(CHUNGHA)
 

 
元「I.O.I」のメンバーであるチョンハのソロ曲に、フューチャリングとして参加したNucksal。恋愛の駆け引きを歌うラブソングですが、ここでのNucksalのパートがまた複雑かつ絶妙な言葉選びをしています。

チョンハが女性視点なので、Nucksalが男性視点で曲が進むのですが、「나만이 너의 파일럿(僕だけが君のパイロット)」や「우연을 가장한 인연을 난 믿어(偶然を装った縁を僕は信じる)」など、チョンハのパートが真っ直ぐな歌詞なだけに、余計Nucksalのリリックがインパクトを与えています。
 

『향수(Perfume)feat.Nucksal』 /CODE KUNST
 

 
AOMGに所属する音楽プロデューサー、CODE KUNSTが2017年にリリースしたアルバム『Muggles’ Mansion』に収録された1曲です。NucksalとCODE KUNSTは仲のいい音楽仲間のようで、Nucksalのアルバムにも彼のが楽曲制作に参加していました。

多重に音を重ねながら、何度も展開を繰り返しながらも、飽きのこない音作りが特徴のCODE KUNSTの曲にNucksalのラップが合わさることで、七変化するかのようなフロウがおもしろいです。
 

まとめ

今回の記事では、韓国で実力ともに愛され、多くの番組に引っ張りだこのラッパーNucksalを紹介しました。

Nucksal自身は、「Show Me The Money6」の出演以降はフューチャリングでの参加を除けば、個人での楽曲リリースはしていません。それにも関わらず、韓国ではその名を知らない者がいないほど有名で、彼の実力に多くのラッパーが一目置いています。

それは、彼が高度なラップスキルに載せられる独特な歌詞が聴く人をトリコにするからだといえるでしょう。もちろん、Nucksalの明るいキャラクターも大衆ウケがよく、キャラとは打って変わったステージパフォーマンスにギャップを感じて、リスペクトする若者も多くいるでしょう。

今後も多くの場所で活躍を見せること間違いないNucksal。彼の今後の活動に見逃せませんね。
 
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今回の記事の筆者: あーちゃん
今回の筆者のブログ: https://ayanonn06020123.hatenablog.com/

 



カテゴリー: K-POPアーティスト