韓国の9人組男性グループ、Stray Kidsが新曲『Side Effects』(副作用)のMVを公開した。2枚目のスペシャルアルバム『Cle 2 : Yellow Wood』の中心的な曲だ。
 

 
横長のスクリーンは、枠で仕切られたバスで移動するメンバーたちを映し出す。楽しそうに出発するメンバーたちだが、そこには得体の知れない黒い人間たちが紛れ込んでおり、それに突き動かされるかのように、パワーや凶暴性もあらわになっていく。

歌詞では、自分への不信感、頭が張り裂けそうな恐怖が歌われている。また、変わらないと思っていた自分が、周囲に巻き込まれて変わっていく違和感も現れている。

俺自身のリズムで動いていたのに、なぜ他の人に惑わされるのか、と。

サビは、機械的な電子音で構成されており、英語の警告音が流れる。その寸前の「モリアプダ」(頭が痛い)とあいまって、特有の恐怖感とかっこよさを醸し出していると言えるだろう。

Youtubeでは、「薬の副作用について歌っている、頭痛や動揺はその副作用だ」、あるいは「私たちが普段抱いている不安についてだ」という意見がある。実際、それを意図して作られた曲だとは思うが、ここではあえて自分なりに読んでみたい。
 




 
風に舞う細長い旗、そして仮面をかぶった黒ずくめの強靭な男たちが踊るシーンは、ある意味でデモやストライキに似ている。

デモが凶暴だ、という訳ではなく、極限に追い込まれた人間が直感的に選び取るのが、パワーだったり、暴力だったりするのかも知れない。

日本人は自主性がない、と言われることがある。しかし、右派政権を倒すためにデモをしたのに、左派政権を支えることなく、次々と政権を替えていく韓国人の方が世論に流されやすいのではないか、とも思う。

それはある程度正しいのだろうが、そう傍観している日本人は、現在の状況を改善して生きようとする生存本能すら失っているのかも知れない。不思議な薬の副作用に頼る必要があるのかも知れない。



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