BLACKPINK、BIGBANGなどの有名アイドルをプロデュースし、K-POPにとって欠かせない存在となっているYGエンターテインメント(YG)。そんなYGの雲行きが怪しいと、複数の現地メディアが報じている。

YGに所属するBIGBANGのV.I.(スンリ)が、芸能界を引退する結果となったバーニング・サンゲート。芸能界が警察・行政と癒着している現状が明らかになり、真相究明を求める声が高まっていた。
 



収束しかけたバーニング・サン

バーニング・サンゲートとは、スンリが実質的にオーナーとなっていたナイトクラブで、海外(日本・台湾)の投資家に対して性接待をしていた、麻薬取引や脱税に関与していた可能性がある、というものだ。
 

 
バーニング・サンゲートを本格的に報道することとなった、SBSのカン記者は、スンリが自分の会社を設立する直前の2015年頃から、世界中の投資家を招待し、性的な接待をしていた、またそれを録画していた、と述べている。

同じ女性として、若い学生や芸能界のルーキーがこんな待遇を受けていることに我慢がならず、告発したのだそうだ。カン記者が述べている通り、これまで芸能界でのセクシャルな問題、不正や薬物の問題には目がつぶられてきた。

しかし、もはや芸能界も聖域ではない。バーニング・サンの真相に対して、警察の本格的な捜査が行われることとなった。

ただ、スンリ側もみすみすと証拠を残してはいなかったようだ。5月には、スンリと共同経営者の逮捕状が棄却され、事態はスムースに収束するかのように見えた。
 

ヤン代表の脱税疑惑

さて、YGのヤン・ヒョンソク代表もバーニング・サンとの関係を否定し、一件落着、とはいかなかったようだ。

まず、ヤン代表が2014年に東南アジアの投資家を性接待した疑いが出てきた。さらにこれに絡んで、バーニング・サンの捜査に際して、証拠隠滅を指示した疑いも持たれている。

また、韓国のサイト・クッキーニュースは、ヤン代表が自分が実質的なオーナーとなっているクラブの売り上げを隠し、脱税した可能性があると報道している。言うまでもなく、税務捜査の目をごまかすため、こちらの証拠隠滅も指示していた模様だ。

もちろんまだ疑惑段階なので、断言することはできないが、これだけの問題が浮上している以上、何らの問題も起こっていないと見るのは難しいだろう。また、真相はどうであれ、警察の捜査を通じて何も出てこなければ、逆に警察に疑惑の目が向けられることになりかねない。
 



安定した事務所の再確立を

「文化大統領」として尊敬を集める、SMのイ・スマン代表、プロデュースにも芸能活動にも自ら取り組むJYPのパク・ジニョン代表と比べて、ヤン社長(ヤンサ)は性格がつかみづらい人としてのイメージがあった。

そのイメージが、意外な形で塗り替えられることになってしまうかもしれない。

しかし、スンリ以外のBIGBANGのメンバーを含め、ほとんどのYGエンターテインメント所属のアーティストたちは、真剣に芸能活動に取り組んできた。世界的な人気を誇るBLACKPINK、『LOVE SCENARIO』が大ヒットしたiKonなど、YGには期待のアイドルグループが多い。

BLACKPINKについては、YGは当初からYGの所属であることを強く打ち出してきた。これだけ定着したところで、今さら他の事務所に移籍するわけにもいかないという事情もある。事態の進展によっては、BLACKPINKの活動自体に支障が出てくる可能性もある。

こうした若い才能の芽を潰さないために、YGには一刻も早く、透明性のある組織を作ることが求められる。そして、真相の究明を求める世論に答える必要がある。

また、日本のK-POPファンとしても、アイドルやカリスマであろうとも、性差別・脱税・薬物は絶対に許されない、という強い姿勢を持つべきだと思う。確かに「推定無罪」は大事な原則ではあるが、傷ついている人がいるのは事実だ。警察ばかりを批判していても、仕方がない。

一般人に許されないことが、芸能人にだけは許されるわけではない。こうしたファンの強い姿勢が、韓国芸能界、ひいてはNGTの事件をうやむやにしようとするなど、問題が山積している日本の芸能界を改善するためにも役立つ。

参照→http://www.kukinews.com/news/article.html?no=668553



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